【エリザベス女王杯】3年前の②着馬ライラック一発ある

公開日:2025年11月13日 14:00 更新日:2025年11月13日 14:00

「具合は前走よりいい」(相沢師)

 秋の古馬牝馬ナンバーワンを決めるエリザベス女王杯。昨年は3連単27万8100円、21年には3連単300万馬券も飛び出した。

 波乱含みのGⅠで一発を狙うのが関東の伏兵ライラックだ。

「エリザベス女王杯は得意な条件だからね。脚は使うから、差しが利く展開になるかどうかでしょう」(相沢師)

 このレースには4年連続の参戦。3歳時は12番人気ながら大外から力強く伸びて、勝ったジェラルディーナに0秒3差、ウインマリリンと②着同着に善戦した。

 一昨年は④着、昨年は⑥着と馬券圏内には届かなかったものの、0秒3差、0秒5差と大きく負けていない。ともに展開不向きの中でも上がり最速をマークしてのものだから、内容的には上々だ。

 6歳になった今年も衰えは全く感じさせない。

 夏はデビュー以来、初めての北海道遠征でクイーンSに参戦。小回り千八にも対応して、0秒3差④着に食い込んだ。

 前走のアイルランドTはスローの瞬発力勝負でレースの上がり3Fが33秒2。明らかに不向きな展開でも、デビュー以来最速の上がり32秒3をマークして0秒1差④着だから評価できる。

 しかも前々走で「意識的に増やして」454キロだった体をさらに4キロ増やしてのもの。年齢を重ねてさらに充実してきた感まである。

 1週前にはウッド6F81秒4―36秒4、1F11秒3で3馬身先着。直前も5F67秒5―37秒8と控えめだが、輸送も控えているので十分。活気のある動きを見せている。

「具合は前走よりいいんじゃないかな。ラストチャンスくらいの気持ちなので、何とかタイトルを取らせてあげたい」

 万全の態勢で大仕事をやってのけるか。

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