発見!虎の穴

【レパードS】◎カフジオクタゴン レース&騎手選択の妙に一票

公開日:2022年8月6日 17:00 更新日:2022年8月7日 16:24

 7日(日)、仏ドーヴィル競馬場でモーリスドゲスト賞が行われる。日本のキングエルメスがGI初制覇を懸け出走。来週のジャックルマロワ賞には、僚馬バスラットレオンが挑戦し、今夏も「世界の矢作」の活躍が期待される。

 モーリスドゲスト賞といえば、1998年のシーキングザパールの勝利だろう。日本調教馬による欧州GI初制覇に、だれもが驚き、だれもが虚を突かれた。

 当時の日本最強馬タイキシャトルが、真夏のマイル王決定戦ジャックルマロワ賞に遠征。いよいよ歴史の扉が開かれる時が来たとワクワクしていたら、1週前にシーキングザパールが快挙達成。タイキシャトル一色のお祭り騒ぎになっていた新聞各紙からは、戸惑いがにじみ出ていた。

 もちろん、陣営の調整力も武豊騎手の手綱さばきも勝利の要素ではあったが、最大の勝因は「レース選択」だ。当時、その3年前にGIに昇格したばかりの直線1300メートルのレースに注目していた調教師は森師しかいなかったのではないか。

 この「レース選択」は、馬の適性もさることながら、相手関係やレースの特徴を把握しておかなければならず、簡単なことではない。森師はサウジアラビアで結果を出すなど今なおレース選択王として君臨している。

 しかし、矢作師も負けていない。今夏の2頭の欧州遠征も、前哨戦として英国で厳しいレースを経験させてから、相手関係もコース適性も明らかに上向く仏で最良の結果を求めるという、前例のないレース選択をしている。昨秋の米国での快挙もレースを選び抜いたからこそ。今週末はモーリスドゲスト賞の結果にもご注目いただきたい。

 さて、レパードSは、その矢作厩舎のカフジオクタゴンに注目。関東への遠征以外はオール連対。栗東から近い新潟ならば実力を発揮できるだろう。鞍上は香港でラヴズオンリーユーを勝利に導いたホー騎手。レース選択と騎手選択の妙に一票を投じたい。

【3連複】フォーメーション
⑮-②⑧⑨-①②④⑧⑨⑩⑫⑬

◎カフジオクタゴン
○タイセイドレフォン
▲ハピ
注トウセツ
△シダー
△ラブパイロー
△ホウオウルーレット
△インディゴブラック
△ヘラルドバローズ

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