【日本ダービー】歴代最多5勝の武豊を直撃 ドウデュース「勝つチャンスがある一頭だと思っている」

公開日:2022年5月24日 17:00 更新日:2022年5月29日 16:48

 日本ダービーといえば、名手・武豊。初参戦となった88年コスモアンバーの⑯着から32年で手綱を取り、歴代最多の5勝を挙げた。今年、挑むのはデビューからコンビを組むドウデュースだ。③着の皐月賞、1週前追い切りの気配等々、33回目となる今年にかける意気込みを聞いた。

   ◇   ◇   

――まず、前走の皐月賞はいい脚を使っての③着でした。
武豊騎手 「正直、悔しいですね。ただ、デビューして千八、千八で勝ってきて、全く短距離馬とは思わないけども、走り方がピッチ。回転が速いから、その辺で距離があまり延びてどうかと思っていたところはあったけど、先入観を持ち過ぎていたのかもね。ここ2戦から二千四百メートルでもいける手応えを掴めた。距離に関しての不安はないですよ」

――今回は府中が舞台です。
「そこまで大きな癖ではないんだけど、どちらかと言うと右手前で走ることが好きな馬。皐月賞も(直線で左手前に)替えてくれなかったし、1週前追い切りも。その点、左回りだと直線を好きな右手前で走れ、ちょうど手前も替えてくれるかなと。その辺でプラスに出るんじゃないかな。一度府中は勝っているからね」

――その1週前は6F79秒6、3F35秒5―11秒2で3頭併せの最先着。
「動きはいいですね。メンタルもフィジカルもあまり上下がなくて順調に感じます。しっかりとして安定しているし、落ち着いています」

――勝てば、ダービー6勝目。安藤勝己元騎手のクラシック最年長記録(11年桜花賞、51歳0カ月14日)を更新します。
「今年はレベルが高いね。でも、勝つチャンスがある一頭だと思っている。このチャンスを大事にしたいし、ボクが一番期待していますよ。ダービーは20代、30代、40代と勝ってきたから50代でもね(笑)」

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