皐月賞ボーダーラインは近年になく上がる!?

公開日:2025年3月10日 14:00 更新日:2025年3月10日 14:00

 弥生賞ディープインパクト記念の①~③着馬はすべて賞金的に皐月賞出走が確定していなかった馬だった。

 これでまず出走枠の3つが埋まった。あとはスプリングS上位3頭と若葉S上位2頭。そして収得賞金順となるが、今年は異変ありか。

 近年はマイル路線と分かれていることもあって、ボーダーは高くなく、21年はフルゲート割れで、22年は未勝利勝ちのみでも出走できた。そして23年は収得賞金1000万円、昨年は1200万円がボーダーだった。

 それが今年は重賞で2勝を挙げているのはクロワデュノールだけ。いわば、うまくバラけて“適度”に賞金を稼いでいる馬が多く、本番直行のパターンも少なくない。

 そうなると、今回のように賞金足らずの馬が上位入線→出走枠を占めることにより、収得賞金ボーダーが下がって行かないということになる。

 スプリングS、若葉Sでも1勝馬や1勝クラス勝ちの2勝馬が上位を占めるようなら、デイリー杯2歳Sと京成杯ともに②着で収得賞金1950万円のドラゴンブーストでギリ。共同通信杯②着カラマティアノスは1700万円、今回も出走していた若駒S勝ちジュタや、すみれS勝利のジーティーアダマン1600万円でさえ、足切りに引っかかってしまうかもという状況に。

 近年になく、皐月賞出走ラインが上がる可能性もありそうだ。

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