【金鯱賞】昨秋は強敵相手の上位争い ホウオウビスケッツ反撃態勢
公開日:2025年3月13日 14:00 更新日:2025年3月13日 14:00
ホウオウビスケッツが好ムード。
3歳春に2連勝で臨んだスプリングSで②着後は結果を残せなかったが、4歳春に東京新聞杯、東風Sと連続③着。そして夏にひと皮むけた。巴賞で逃げて2馬身Vを飾ると、函館記念は2番手から早めに先頭に立ち、3馬身半差で重賞ウイナーの仲間入りをした。
秋にはトップホースたちと堂々の上位争いを演じる。毎日王冠では逃げて、〝押し切るか〟のシーンをつくり、シックスペンスの首差②着。天皇賞でもやはりハナに立った。そのまま軽快に走って4角を回り、直線を向いて追い出されるとしぶとい伸び。ゴール手前でドウデュースの大外強襲に遭って、タスティエーラに続いての③着だ。
さらなる飛躍を目指した今年初戦の中山金杯は⑨着に敗れてしまった。もっともトップハンデの59・5キロに加えて、大外の8枠18番だから、オミットしていい。
中間は在厩調整で、ここに向けて調整されてきた。先週は岩田康が栗東から駆け付け、ウッド6F84秒6―37秒6、1F11秒4で半馬身先着。今週はスタッフで5F65秒7―37秒3、1F11秒1で半馬身先着した。
「自分としてもパワーがついてきたように感じてたけど、1週前に鞍上も〝心身ともどっしりしてきたね〟と成長を感じ取ってくれたようでした」(中尾助手)
中京は3歳秋の中日新聞杯⑫着でも、夏負け明けで完成前のこと。昨秋の活躍を見ても、左回りはドンと来い。
「スタートが速く、器用に立ち回れるので、同型がいても問題はないでしょう。乗り慣れた鞍上に戻り、次にはずみのつくレースを」
期待がどんどん膨らんでくる。