木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・府中特別】

公開日:2020年4月24日 17:00 更新日:2020年4月24日 17:00

担当が好感触

 東京10R府中特別に担当馬ココフィーユを出走させる磐井助手と初めて話したのは、ずいぶん前のことです。

 当時は現在の斎藤誠厩舎所属ではありませんでしたが、担当していた馬にファイテンのシールを貼って調教をしていたのが、どうしても気になって聞きに行ったのがきっかけでした。

 初…

会員限定コンテンツです。
競馬有料会員に登録するとご覧いただけます。

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間