【朝日杯フューチュリティS】3戦連続で最速の末脚 ミュージアムマイル飛んでくる

公開日:2024年12月12日 14:00 更新日:2024年12月12日 14:00

 ミュージアムマイルに注目したい。

 夏の中京千六でのデビュー戦こそ出遅れが響いて③着まで。それでも前残りの展開の中、最速の34秒1の末脚で③着に追い上げ、素質の片鱗を見せていた。

 秋の2戦ではそれを完全に生かした。京都千八の未勝利では3番手グループで進めて、直線では逃げ込みを計った②着馬を1馬身差でかわしてゴールイン。34秒2はやはり最も速い。

 続く京都二千の黄菊賞は6番手を追走。勝負どころからは外を回って進出し、残り300メートルあたりでは早々と先頭に立った。そのまま逃げた②着馬にあっさりと3馬身差。もちろん33秒7は最速で2番目の②着馬を0秒9も上回っていた。

 友道助手は「前回は内回りなので、コーナーからどれだけ脚を持続できるか見てみたいと。しっかりと走ってくれましたね。千六でも外回りの方が構えていけると思います」と話す。

 レース後はミニ放牧を挟み、ここへ。すこぶる順調に乗り込まれ、先週は坂路4F52秒1―12秒4。古馬相手に追走で遅れはしたが、びっしりと追われて自己ベスト。今週は余力十分に53秒6―12秒1で駆け上がった。

「今週の馬なりは予定通り。先週はもたもたしていたけど、グッと上向いていますね。使うごとに競走馬らしくなっています。ゲートも前走くらいなら大丈夫。3走続けて最速の脚はたいしたもの。楽しみにしています」

 父のリオンディーズは9年前にこのレースで直線一気を決めた。その時の鞍上はM・デムーロだった。今年はC・デムーロで能力全開、親子制覇となるか。

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