【有馬記念】ドウデュース以外にも今年の古馬中長距離GⅠ勝ち馬がズラリ
公開日:2024年12月16日 14:00 更新日:2024年12月16日 14:00
3代のダービー馬対決も実現
いよいよ週末に迫った“グランプリ”有馬記念。
今年の出走予定馬は別掲の16頭。GⅠ馬が10頭の豪華メンバーである。
その中でも筆頭はドウデュースだ(終面でも詳報)。今秋は天皇賞、ジャパンCを連勝。有馬記念も制すれば、秋の古馬王道GⅠを総ナメ。04年のゼンノロブロイ以来の快挙となる。
ただ、今年は他にも役者が揃っている。
ドウデュースは22年のダービー馬。1年先輩にあたる21年のダービー馬シャフリヤールに、今年のダービー馬ダノンデサイルも参戦。3代のダービー馬対決も実現する。
ダノンデサイルと同じ3歳世代からは他にも菊花賞勝ちのアーバンシックが。こちらはルメール騎乗で、注目が集まるところ。また、今年の勝ち鞍はないが、昨秋のホープフルSで牡馬をナデ斬りにしたレガレイラも出走してくる。
4歳世代は1頭だけだが、ベラジオオペラは今年の大阪杯を制してGⅠウイナーの仲間入り。世代同士の比較という点では少し劣るが、天皇賞・秋⑥着以来の出走で、まだまだフレッシュだ。中山では昨年3月にGⅡスプリングS勝ちがある。
各世代の主役級が参戦
一方、ドウデュースの5歳世代は層が厚い。
ジャスティンパレスは昨春の天皇賞馬。以降、勝ち鞍はないものの、昨秋の天皇賞ではあのイクイノックスの②着した実績があり、今シーズンは天皇賞・秋④着、JC⑤着と善戦している。馬券圏内どころか、“頭”があっても不思議ない実力の持ち主だ。
また、この世代は牝馬も2頭。スターズオンアースは昨年の②着馬。スタニングローズは今秋、エリザベス女王杯を制して復活を果たした。ここがラストラン。“もう一丁”はあるか。
さらに宝塚記念を制したブローザホーンもこの世代。この秋は⑪⑫着だが、得意の道悪になれば分からない。
ローシャムパークはBCターフで②着。勝ったレベルスロマンスとは首差にまで迫った。
他にも7歳ディープボンド、8歳ハヤヤッコといった古豪の名前も。
今年の主要中長距離のGⅠ馬が一斉に集い、まるでNHKの大河ドラマのような主役級ばかり。果たして先頭ゴールインを果たすのはどの馬か。発走は22日(日)、15時40分だ。