木津のジョッキー直撃!

【木津の土曜競馬コラム・ダイヤモンドS】

公開日:2020年2月21日 17:00 更新日:2020年2月21日 17:00

 先週土曜、東京メインのクイーンCで12番人気セイウンヴィーナスを③着に持ってきた野中。続く最終Rでも9番人気オールウェイズゼアをこれまた③着に飛び込ませて穴党を大いに喜ばせた。

 人気がなくても“もしかしたら”と思わせるジョッキーだけに、今週もオファーが殺到。土曜は10鞍、日曜…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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