木津のジョッキー直撃!

【木津の日曜競馬コラム・京成杯】

公開日:2020年1月18日 17:00 更新日:2020年1月18日 17:00

 M・デムーロの実績について、今さらどうこう言うことはないだろう。

 JRAの通年免許は15年からだが、それ以前の短期免許時代から含めた勝ち星は先週までで1023勝。重賞もGⅠ30勝を含む92勝と輝かしい実績を残している。

 そんな名ジョッキーが今年から美浦に拠点を移してきた。…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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