木津のジョッキー直撃!

【木津の月曜競馬コラム・フェアリーS】

公開日:2020年1月12日 17:00 更新日:2020年1月12日 17:00

 マーフィーは18年12月~19年1月に短期免許でJRAに初参戦。“若き天才”の呼び名通り、いきなり25勝を挙げた。

 特に1月に入ってからの勢いはすさまじく17勝と量産した。最終日には根岸SのコパノキッキングでJRA重賞初勝利。その前後の10、12レースまで制して締めくくり。…

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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