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【有馬記念フォトパドック】アーモンドアイ(ファン投票1位)

公開日:2019年12月16日 13:00 更新日:2019年12月18日 09:19

全ての面で天皇賞以上

 11月21日に牧場から帰厩。春先はボリュームある体つきだったが、この秋はややすっきりしたつくりをしている。これは意図的な部分もあるが、競走そのものには影響がないことは前走で証明している。24日に国際検疫に入り、馬体は6㌔減らし、29日に熱発。とは言っても微熱(38.5℃)で翌朝には平熱に戻り、馬場入りも再開して順調に調整は進んでいる。歩様は相変わらず柔らかく、トモの踏み込みも深い。皮膚感は薄く、毛ヅヤも良好。一頓挫あったものの、ようやく間に合った天皇賞時より全ての面で良くなっているのは確か。これまで不安視されていたレース時よりは明らかに状態はいい。

新居哲

新居哲

 馬とは関係のない家庭環境で育った。ただ、母親がゲンダイの愛読者で馬柱は身近な存在に。ナリタブライアンの3冠から本格的にのめり込み、学生時代は競馬場、牧場巡りをしていたら、いつしか本職となっていました。
 現場デビューは2000年。若駒の時は取材相手に「おまえが来ると負けるから帰れ!」と怒られながら、勝負の世界でもまれてきました。
 途中、半ば強制的に放牧に出され、05年プロ野球の巨人、06年サッカードイツW杯を現地で取材。07年に再入厩してきました。
 国枝、木村厩舎などを担当。気が付けば、もう中堅の域で、レースなら4角手前くらいでしょうか。その分、少しずつ人の輪も広がってきたのを実感します。
「馬を見て、関係者に聞いてレースを振り返る」をモットーに最後の直線で見せ場をつくり、いいモノをお届けできればと思います。

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