【天皇賞・春】調教マル得チェック①

公開日:2024年4月24日 14:00 更新日:2024年4月24日 14:00

A評価テーオーロイヤル 「言うことないね」(岡田師)

テーオーロイヤルA
 阪神大賞典は5馬身差の完勝。長距離重賞2連勝を達成した後はしっかり疲れを抜いて、3月29日から坂路入りを再開した。1週前はCウッドで馬場の内めを走ったとはいえ、無理せず6F80秒3の自己ベストをマークしたほど。今週もいつものように菱田が騎乗。馬場入りから力みもなく、スレンダー体形ながら、馬体は細く見せず、気負いもない。道中は前2頭を3馬身先に見ながら鞍上鞍下の息もぴったりで、ゴールまでリズム重視で6F86秒4―39秒1、1F11秒9。先週ハードにやっており、これで十分。盾取りへ向けて態勢は整った。岡田師は「言うことないね。抜群だった。追い込んで使っていない分、筋肉がついて、まだ良くなっている。これで馬体重が変わらないから成長しているよ。(メイショウ)ハリオと同じで奥手だったんだろうね。前は前傾でハミに乗る走り方だったけど、今はバランスも良くなった。京都の下り坂も問題ないよ。楽しみ」と。

サヴォーナ   B
 阪神大賞典⑥着後も在厩して調整。4月3日にはポリトラックで6F80秒7の初時計を計時すると、7、10、17日、そして最終仕上げもCウッドと、いつになくトラック中心に乗り込んできた。今週は天皇賞出走のスカーフェイスと併せ馬。直線もゆっくりと並びかけて抜け出すと、最後は僚馬と1馬身差を保ったままゴールして6F82秒6―37秒5、1F11秒7。ラストまで集中力を保った走りで、バネのあるフットワークもいい。高いレベルのデキを維持している。中竹師は「天皇賞ということで2週連続6F追いを。けさは池添ジョッキーにお任せでした。この馬らしいストライドで、前走の追い切りあたりからジョッキーも“馬が完成してきた”と。非常にいい状態で出走できると思います」。

スカーフェイス  B
 先週に坂路でしっかり負荷をかけて、今週は僚馬サヴォーナと併せ馬。6F84秒1―38秒3、1F11秒8で、最後は遅れたものの、最後までいっぱいに追って1馬身差でフィニッシュ。見映えはしないが、この馬なりにキープしている印象だ。

ヒンドゥタイムズ B
 日経新春杯⑫着後は放牧でリフレッシュして4月3日に帰厩。1週前はCウッドで大外を回って1F11秒3と素晴らしい動きを見せた。今週は馬なりで6F86秒2―39秒6、1F12秒3。時計は平凡でも、冬場の休み明けだった前走時より機敏さが出てきて、気配は良く見せている。

メイショウフレゲ B
 阪神大賞典⑧着後もデキに変わりなく、先週のCウッド追いでも活気ある走りだった。今週もそう。坂路4F53秒9、ラスト2F25秒0―12秒7と時計は目立たないものの、脚さばきは軽く、パワフルさも。この馬なりに上々の状態だ。

シルヴァーソニック C
 長欠明けの阪神大賞典をひとたたきして反動もなく、中間は順調な乗り込み。先週のCウッド追いで負荷をかけて、今週は坂路で4F53秒1、ラスト2F25秒1―12秒6。地味な時計でもパワフルさもある脚さばきは決して悪い印象ない。順調といったところだ。

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