【宝塚記念】メイショウタバル収穫十分に連覇

公開日:2026年6月15日 14:00 更新日:2026年6月15日 14:00

「胸を張ってフランスに行ける」

 ちょうど本馬場入場にさしかかろうかという段階で、阪神競馬場はまさにゲリラ豪雨が来襲。芝は良馬場から、稍重を通り越して重馬場へと変わった。これは超レアケースだ。それだけ、一気にまとまった雨が降ったということ。

 これがレース結果に大きな影響を及ぼしたのは想像に難くない。実際、オッズも直前に急な変化をしていた(別欄で詳報)。

 勝ったのはメイショウタバルで、昨年に続いての連覇達成。ただ、違うところもいくつかある。

 まずは昨年は重から稍重に乾いていく段階。一方、今年は急激な馬場悪化だ。

 また、昨年は逃げ切りだったのに対し、今年はコスモキュランダがハナを主張。それを行かせて2番手からの形をとった。

 回り、距離は全く違うが、競馬のスタイルとしては1週前の安田記念=シックスペンスと同じ。離れた番手でピタリと折り合わせたのは、さすが武豊というしかない。

 以前は頭の高さが目立つ走りだったが、今回はあまり気にならなくなった。「今までで一番良く感じた」と鞍上も話した通り、成長を感じる内容でもある。

 これで「胸を張ってフランスに行ける」とは武豊。秋は凱旋門賞が最大目標となりそうだ。

 日本で道悪をこなしたからフランスでも……という簡単な話ではないものの、挑戦しないことには勝利はない。父ゴールドシップは14年⑭着、同じ服のメイショウサムソンは08年に⑩着。これらを大幅に上回る結果を期待したい。

 1番人気のクロワデュノールは②着止まりだったが、最後はメイショウを首差にまで追い詰めたから負けて強し。直前の雨がよりメイショウにプラスになっただけのことで、③着ダノンデサイルには2馬身半差だ。他の有力馬が雨に泣いた中、連対を確保したあたりは昨年の仏遠征の経験が生きたか。

 惜しくも春古馬3冠制覇はならず、3億円のボーナスゲットとはならなかったが、昨年から、同一年に大阪杯、天皇賞・春、宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念のうち3競走に優勝すれば2億円の褒賞金が交付される。秋に1勝すれば資格をクリアすることは覚えておきたい。

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