【関屋記念】マイルの新星となったアンパドゥの次走はどこか

公開日:2026年7月27日 14:00 更新日:2026年7月27日 14:00

5馬身差は上でも通用の証明

 雨中の関屋記念を制したのはアンパドゥ。遅咲きの好素材がうれしい重賞初制覇となった。

 木村厩舎は18年プリモシーン、23年アヴェラーレに続く3勝目で、名門厩舎からまた新たなスターが誕生した。

 当日は朝から雨模様で、午後には下越地方に「レベル4大雨危険警報」が出たほど。61回の歴史を誇る関屋記念で初の不良馬場となったが、そんなタフな馬場状態もお構いなし。後方でじっくり脚をためると、直線はインからあっさり抜け出し、②着クランフォードに5馬身もの差をつけたのだから掛け値なしの強さだった。

 勝ち時計の千六1分32秒4も馬場を考えれば優秀と言っていい。

 体質の弱さからデビューが遅れ、初出走は3歳5月の未勝利戦。その後も骨折での長期休養を含め、休み休みのローテーションで大事に使われてきた。それでも今回を含めて7戦で〈5101〉。崩れたのは体調一息の前々走だけで、全く底を見せていない。もちろん、この少ないキャリアからして伸びしろも十分だ。

 3代母ケレラが英1000ギニー②着で、祖母ファースオブローンが仏1000ギニー②着。さらに叔父にはBCマイルなど、米加GⅠ3勝マスターオブザシーズがいるゴドルフィンの良血馬に、鞍上の岩田望も賛辞を惜しまない。

「1週前追いに乗った時に凄くいい馬だと感じましたね。直線は一気に突き放す強い内容でした。無事にいけば、もっと大きいところを取れる馬だと思ってます」

 その“大きなところ”とはどこか。これまで左回り千六しか使っていない馬だけに、まずは秋東京のGⅡ富士Sあたりが視野に入ってくるのではないか。あるいは新たな条件にチャレンジするのか――、さらに上のレベルでも十分足りるだけの走りを見せただけに、次走が楽しみだ。

年間プランがお得! お申し込みはこちら

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間