【日経新春杯】ゲルチュタール飛躍見えた重賞初V
公開日:2026年1月19日 14:00 更新日:2026年1月19日 14:00
杉山晴厩舎から今年も目が離せない
きのう、京都で行われた伝統のGⅡ日経新春杯は坂井=ゲルチュタールが制し、初タイトルを手にした。
強いといわれる明け4歳世代の勢いを象徴するような一戦だった。
昨年の大一番、有馬記念をミュージアムマイルが制したのはまだ3週前だが、26年の年始も中山金杯は同世代のカラマティアノスで、このゲルチュタールも続いた。
昨秋に菊花賞④着がある実力馬でもあり、先が大いに楽しみになる勝ち方にもなった。レースは離して逃げた5歳ファミリータイムを見る2番手から。下り坂となる残り4F地点から徐々に差を詰め、直線の長いマッチレースを外から首差競り落とした。
一見、前残りの競馬に思えるが、ポジションをとりつつ、上がり4Fがオール11秒台の4F46秒3―34秒4を制したから地力アップは間違いないだろう。
「初めて乗った時から良くなるのは古馬になってからと思っていました。非常に強い明け4歳世代のトップレベルの馬。GⅡを勝てたので、GⅠを勝てたらうれしい」と鞍上も話す。
同馬を管理する杉山晴厩舎は、これが開業11年目で27度目の重賞Vとなった。20年にはデアリングタクトが3冠牝馬に。そこから勝ち星の増加も加速して、23年には55勝でリーディングトレーナーに。昨年はキャリアハイの61勝を挙げて、2度目のJRA最多勝を獲得した。
その昨年は2歳戦で13頭も勝ち上がらせ、暮れのGⅠホープフルSはロブチェンで制覇。着実に名門への道を歩む“勝ち星量産”厩舎だ。使うごとに管理馬をブラッシュアップさせてくるように、経験を見事に糧としてきている。菊花賞以来の競馬で初タイトルに届かせた今回のゲルチュタールは“らしい”1勝とも言えるだろう。
同馬のみならず、今年の杉山晴厩舎の活躍まで見えた勝利でもあった。























