【ジャパンC】クロワデュノール出走決定 1F11秒1で及第点以上

公開日:2025年11月26日 14:00 更新日:2025年11月26日 14:03

 凱旋門賞では⑭着と大敗。その後は検疫から放牧へ。栗東には今月11日に帰ってきた。

 その翌日には坂路2本を流して、13日はCウッドで6F85秒2。そして先週は3頭併せで、直線は大外から気合づけ。並びかけての反応や、抜け出せなかった点は不満も残るが、1F11秒1ならまずは及第点といったところか。そして週末の日曜日にも併せ馬。徐々に強度をあげてきた。

 大注目の今週は3頭併走の併せ馬で最後方からスタート。3Fあたりからピッチアップして、最後は内に半馬身先着で、外の2歳馬とは併せたままフィニッシュ。時計は6F82秒4―35秒8、1F11秒1で、大差先着のド迫力とはいかなかったが、手応えは圧倒的で、クロワらしい脚力を見せた。6Fの全体時計、ラスト1Fとも数字的には十分だろう。

 ダービー馬で、求めるレベルがどうしても高いこともあり、まだ“上”がありそうな印象はあるが、ここまで追うごとに着実に良くなってる印象だ。

 もともと大型馬でも薄手のタイプ。太くも細くもなくの好馬体はさすがだ。及第点以上の仕上げにはなってきたのではないか。

「いい時のクロワに戻ってきてるな」(斉藤崇師)

○…追い切り後に報道陣に囲まれた斉藤崇師は、「きょうの感じなら、使おうと思います」と第一声。「先週の追い切りは4角からダラッとして、あまりいい動きではなかった。それが、金、土、日、そしてきのうと大成(団野騎手)が乗ったことで活気が出てきた。けさは先週の追い切りと比べても、4角を回る雰囲気や抜け出す動きが良かった。いい時のクロワに戻ってきてるな、と感じました」とゴーサイン。

 C・デムーロを乗せた経緯については「第三者として、どう感じるのかを聞いてみたかった。どうしても、僕らはダービーの良かった頃を追いかけてしまう。少しでも足りなければ、足りないなと思ってしまいますからね。そこで、一頭の馬として、どう感じるのかを聞いてみたかった。クリスチャンも〝気が入って、動きも問題ない〟と言ってくれました」ときっぱりだった。

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