【ジャパンC】マスカレードボールGⅠ連勝へ

公開日:2025年11月25日 14:00 更新日:2025年11月25日 14:00

 東京の最終週はジャパンC。マスカレードボールがGⅠ連勝に挑む。

 2歳時には新馬、アイビーSと連勝。暮れのホープフルSでは⑪着に大敗したが、すぐに反撃態勢に転じ、3歳初戦の共同通信杯を快勝した。

 春2冠では皐月賞がミュージアムマイルの銅メダル、ダービーがクロワデュノールの銀メダルとあと一歩及ばなかった。夏は充電し、秋には“今度こそ金メダルを”とぶっつけで天皇賞へ。

 5枠7番から道中は中団のインを手応え良く追走。そのまま4角を回り、直線では追うごとにグイグイと加速していく。残り150メートルあたりで前を行く2頭をとらえると、ミュージアムマイルの猛追を4分の3馬身差振り切り、うれしい先頭フィニッシュを決めた。

 手塚久師は「もまれた時がどうかと思っていたけど、問題なかったね。かかるところもなかった。操縦性のいいレース。あの感じなら二千四百は大丈夫だと思う」と話す。

 レース後は短期放牧に出されて、11月13日に帰厩。16日に坂路でサッと時計を出すと、先週はウッドで併せ馬。7F96秒9―37秒3、1F11秒3をマークしている。

「乗った嶋田は“まだ少し緩い”と言ってたけど、楽をさせての1本目。このひと追いで良くなると思う。心肺機能が良くなり、肌ツヤ、張りもいい。初めての中3週でメンタル面がどう出るかだけど、今のところは大丈夫」

 ルメールはテン乗りの前走で一発回答を出した。これまでジャパンCでは09年ウオッカ、18、20年にアーモンドアイ、23年イクイノックスと4勝を挙げている。ここで勝てば、武豊と並んでトップに立つ。

 長くいい脚を使うのが持ち味だから東京はぴったりの舞台。引き続きの名手とのコンビで能力全開に期待が膨らむ。

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