ラヴァンダ
今秋で3走目。それでも状態面は上がる一方といえよう。中間は疲れ、反動も一切なく先週のCウッドは1F11秒0! 素晴らしい伸び脚を見せれば、さらに今週も気配の良さは文句なし。確かに攻め馬で走るタイプとはいえ、終わってみれば馬なりで坂路4F50秒5。ラスト1Fは自然とピッチが上がって11秒8だからケチのつけようがない。フットワークにスピード感、そして力強さも感じさせる理想的な攻め馬でもあった。馬体のつくりも線の細さは一切なく、バランスがいい好馬体。今が競走馬のピークを思わせる状態だ。
ジャンタルマンタル
ひとたたきして確実に状態アップ。秋初戦の富士S②着は59キロもあったが、馬なり中心で本番を見据えた感もあった。今回は先週水曜に坂路で強めに追って4F53秒2―12秒0。今週もラスト1F過ぎに仕掛けられるとしっかり伸びて1F11秒8と反応、動きともに文句なし。春秋マイルGⅠ制覇を狙える仕上げだ。
ソウルラッシュ
連覇へ向けてびっしりと仕上げてきた。先週はCウッドでいっぱいに追って6F80秒1、ラスト1Fは10秒9と抜群の切れ。栗東でも攻め馬でトップクラスに動くが、文句なしだ。最終追いは坂路で単走。先週しっかりやっているため馬なりだったが、余力十分に1F12秒1。動きには素軽さがあったし、秋2戦目で確実に上昇している。
エルトンバローズ
毎日王冠⑤着後は放牧へ。1週前は西村淳が騎乗してCウッドで1F11秒3と上々の動き。今週も西村淳が手綱を取り、坂路4F54秒4―11秒8と活発な動き。これでもまだ手応えには余裕があった。ここ2戦は結果が出ていないが、使いつつ調子は上向いている。
アスコリピチェーノ
中間は栗東で調整。これが吉と出たか。動きが実に活発で、とりわけ1週前のCウッドは6F79秒3。ラスト1Fも11秒3といかにもこの馬らしい切れ味だった。今週も6F80秒4で、1F11秒2。これでもまだ余力十分で、追えば時計は詰まりそうな余韻たっぷり。エンジンの強さはさすがといったところ。海外帰りでも態勢は整った。
結論
◎ラヴァンダがマークした4F50秒5は当日の一番時計。2番目より0秒6も速かった。そのうえ、ラスト2F23秒5は自己ベストである。ビッグタイトル奪取へ向けてまさに渾身の仕上げだ。
△① トウシンマカオ
② シャンパンカラー
③ ウォーターリヒト
④ マジックサンズ
△⑤ アスコリピチェーノ
△⑥ ガイアフォース
△⑦ チェルヴィニア
⑧ カンチェンジュンガ
注⑨ エルトンバローズ
◎⑩ ラヴァンダ
⑪ オフトレイル
⑫ ウインマーベル
⑬ ロングラン
△⑭ レーベンスティール
○⑮ ジャンタルマンタル
⑯ ドックランズ
▲⑰ ソウルラッシュ
⑱ ワイドラトゥール
























