【マイルSC】状態、舞台、鞍上と二重マル オフトレイル強敵撃破だ
公開日:2025年11月20日 14:00 更新日:2025年11月20日 14:00
多彩なメンバーが顔を揃える今年の秋のマイル王決定戦。先頭でゴールを駆け抜けるのはどの馬か。一発に魅力を秘めた馬がいる。
オフトレイルを要チェック。
3歳夏にはラジオNIKKEI賞で大外一気を決めて、重賞ウイナーの仲間入り。秋~暮れは初戦の毎日王冠こそ⑫着と不発も、スワンS②着、阪神C③着と強力な末脚で上位争いを演じた。
それが今年の春は東京新聞杯⑧着、オーシャンS⑨着、高松宮記念⑭着……。この嫌な流れをまずはレコード決着だった夏の関屋記念で②着同着と断ち切る。
そして、秋はスワンSへ。スタートで遅れたものの、無理することなくスッと中位で運ぶことができた。勝負どころを回る時も手応え十分。直線で追い出されると、菅原明のアクションに応えて、グイグイと伸びた。まとめて差し切ってゴールイン。1分18秒9はレコードだ。
吉村師は「後手は踏んだけど、向正面からジワジワと位置を取りにいくことができた。関屋記念もそうだったように、ジョッキーとは手が合うみたいですね」と話す。
中間はすこぶる順調。短期放牧を挟み、先週はCウッドでいっぱいに追われ、今週は坂路4F53秒4―12秒2で軽快に駆け上がった。
「今年から中5週になった分、凄く調整はやりやすかったです。しっかり負荷をかけて、進められました。得意の京都外回りなら1F延びても。ジョッキーが続けて乗るのも心強いです」
2歳秋に430キロでデビューし、3歳秋までは430~440キロ台だった。暮れに450キロ台になると、4歳春の高松宮記念で460キロ。こんな具合に徐々に体を増やしていって、ここ2走は464キロ、462キロで結果を出してきた。
いよいよ本格化ムードが漂う。手の合うコンビでまたまた末脚炸裂。GⅠウイナーたちに一泡吹かせるシーンがあっても不思議はない。





























