【スワンS】アドマイヤズーム好仕上がり

公開日:2025年10月9日 14:00 更新日:2025年10月9日 14:00

 NHKマイルCは落鉄もあって結果が出なかったアドマイヤズーム。巻き返しへ友道厩舎らしく丹念に乗り込んで今週は坂路4F54秒1、30分ほど経過した馬場でラスト1F11秒8だから上等。馬体もボリュームがあって張りも◎だ。友道師は「全体時計こそ速くないですが、しまいの反応は良かったですよ。先週の時点でできているので、けさはこれで十分。休み明け初戦とすれば、いい仕上がり」と。

 ランスオブカオスはCウッドで6F83秒8―36秒3。ラスト1Fはこの馬らしい瞬発力で楽に11秒1だ。1週前は先行、今週は僚馬を前に見ながら折り合い、リズム重視でいい調教が積めた。目立つ毛ヅヤ、そしてバランスのいい馬体からも仕上がりの良さが分かる。

 オフトレイルは坂路4F53秒6。時計以上に大外を真っすぐダイナミックに駆け上がる迫力十分の脚さばきだった。吉村師は「ちょうどいいですね。やってあるので微調整。スプリントは脚がたまらないのでこの距離が一番合っています」と。

 アルテヴェローチェは坂路4F51秒7―12秒0で1馬身先着と活発な動き。ひと夏越して馬体にも成長が見られる。須貝師は「ムチャクチャいいんじゃないか。ジョッキーでなくてあの時計。馬体重は変わらないけど中身が詰まってきた。掛かる面が出てきたからこの距離もいいと思う」だ。

 安田記念⑤着以来となるウインマーベルはウッドで前を追い掛けて6F84秒1―37秒9。直線で馬体を併せるとグンと加速して1F11秒6で併入した。深山師は「けさは無理せず、気持ちを維持する程度でしたが、いい状態をキープしたままこれました」と好感触だ。

 ロジリオンは京王杯スプリングC③着後、放牧で英気を養って9月11日に帰厩。1週前はウッド3頭併せで6F83秒6―38秒2、1F11秒6。その後も手を緩めず、6日も6F83秒7―38秒2を出し、意欲的な調整が目立っている。けさも3頭併せで6F82秒7―37秒2、1F11秒8。最後方から推進力十分の走りで併入した。毛ヅヤも好仕上がりとみていい。

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