【アイルランドT】アドマイヤマツリ「しまいは時計の出ない馬」が1F12秒2
公開日:2025年10月8日 14:00 更新日:2025年10月8日 14:00
夏を越して大幅に成長
初のGⅠ挑戦だったヴィクトリアマイルで0秒3差⑦着。2月からGⅢ福島牝馬S①着を含む月1走ペースで使い込んでいたため、夏は完全休養で心身ともにオーバーホールしてきた。
美浦に戻ってきたのは1カ月前の9月6日。翌日からは坂路入りを開始し、11日の初時計を皮切りに先週まで8本をマークしている。1週前はウッド3頭併せで6F82秒5、5F66秒2―37秒1で併入と、順調さをアピールしている。
迎えた最終追いは坂路で単走。4F53秒0―12秒2と上がり重点だったが、前半からゆったりとして気分良さそうな走りで徐々にペースアップ。最後もブレることなく、余力残しでフィニッシュした。
夏を越したことで馬体は470キロ(前走時454キロ)と成長。キタサンブラック産駒特有のスラリとした馬体が、少しがっちりしてきた印象を受ける。仕上がりも良く、いい形で秋初戦に臨む。
〇…動きを見届けた宮田師は「今まで坂路でしまいは時計の出ない馬だったんですが、(1F)12秒2ですからね。前半(の折り合い)をマイルドに運べましたし、リズム良く最後まで走れました。体もバラけなかったので、いい追い切りでした」と満足気な表情だ。「ベストな舞台ですから、いい形で次に向かいたい」と昨年のブレイディヴェーグに続く、厩舎としての連覇を狙っていた。