【アイルランドT】調教マル得チェック
公開日:2025年10月8日 14:00 更新日:2025年10月8日 14:00
セキトバイーストA
都大路S→GⅢ府中牝馬Sを2連勝して上半期を締めくくった後は、夏場を休養に充てて馬体もボリュームアップ。1週前には浜中を背に併せ馬で追われて1F10秒9と鋭く伸びて1馬身先着した。今週は半マイルからサッと52秒0―36秒8、1F11秒3。リズムのいい走りで軽快に駆けて上々の気配と言える。四位師は「先週までにやってあるから、半マイルからサッと。ここまでしっかりと乗れていますよ。幅が出て、どっしりとしてきたし、前走と同じ舞台。ジリジリと長く使える脚を生かしたいね」。
ラヴァンダ B
9月阪神の3勝クラス勝ちから中3週と間隔は詰まっているが、先週にはCウッドで1F11秒1と軽快そのもの。今週の坂路も4F53秒2、ラスト2F24秒6―12秒0と実に動きが軽かった。馬体も大きく見せており、高いレベルのデキを維持している。中村師は「けさはサッと。動く馬ですからね。前走はコーナーを逆手前で走っていたので、左回りの方がいいですね。府中牝馬Sは外を回ったから、内で脚をためるような競馬ができたら」。
ドゥアイズ B
1週前、そして5日の日曜にも併せ馬で追い切りを消化しており、今週は単走で半マイルからピッチを上げてラストまで伸ばした。もう少し自分から進んで行く気勢がほしいものの、逆に落ち着きがあるとも言えそう。デキ自体は悪くはない。
サフィラ B
ヴィクトリアマイル⑬着後は放牧でリフレッシュ。帰厩後は坂路で下地をつくって、1週前にCウッド入り。コンビを組む松山を背に6F82秒1─36秒3、1F11秒1の好時計をマークした。変則日程で調教が行われる当該週は、馬体減対策として月曜追いを選択。水分を含んで力の要る馬場状態だったが、坂路で楽に1F12秒0で駆け上がった。指揮官は「前走は思った以上に馬体が減ってしまいましたからね。今回は490㌔ほどで帰厩して、やるごとに体が締まってきました。春先よりも動きが良くなり、この血統らしい成長力を感じます」。重賞2勝目に向けて、態勢万全だ。
ボンドガール B
関屋記念②着後はノーザンファーム天栄へ放牧。9月18日に帰厩してからは順調に乗り込まれている。1週前は霧の中で追われ、ウッド5F68秒5―38秒5、1F12秒1。目視できた直線はいっぱい追われて、手塚久師のコメント通り、「しっかり負荷をかけることができた」。このひと追いで一気に上向いたようで、直前の6F83秒1―38秒4、1F11秒9では、力強いフットワークを見せてきた。毛ヅヤ、馬体の張りも良く好仕上がりとみていい。
カナテープ B
ウッド単走で6F83秒4―36秒8を馬なり。終始、持ったまま楽な手応えでフィニッシュした。1週前に併せ馬で5F66秒0―35秒8の好時計をマークしており、直前はもうこれで十分。張りのある体つきで活気のある動き。引き続き好調をキープしている。
アンゴラブラックB
体質の弱さをカバーするためにゆったりしたローテーションを組み、今夏にオープン入りを果たした。今回も同じパターンでひと追いごとに良化しており、けさのウッドも5F67秒2―37秒8、1F11秒5。単走ながらシャープな動きで順調に仕上がった印象だ。これがキャリア7戦目で勢いもある。