GⅠ9勝の名牝アーモンドアイを伯母に持つ良血がデビューする。日曜中山5R芝二千に出走予定のこのエピックフライトだ。ノーザンファーム早来の釣崎椋介さんに聞いた。
「昨年末に左トモの飛節を痛めてしまい、デビューが遅れましたが、幸いにも軽症で無事に回復。それで少し休んだ以外は順調に育成メニューを消化し、しっかりと乗り込むことができました。体高はそれほどありませんが、馬体は大きく、6月末に本州に送り出したときの馬体重が497キロ。期待の一頭です」
美浦では、ウッドでラスト1F11秒台を連発。3頭併せの今週は最後方を追走し、直線は内に進路を取ると、強めに追われて1F11秒8で最先着だ。仕上がりの良さをアピールした。
「エピファネイア産駒らしく前向きさがあって、力強い走りをします。長くいい脚を使うタイプです。それでいてカリカリしたところはなく、気性は素直で乗り手のゴーサインにスッと反応するなど操縦性も高い。中山の二千は合っていると思います」
鞍上に雷神モレイラを迎えたことから、陣営の勝負気配も感じられる。血統はもちろん、将来性込みで注目だ。