【セントライト記念】ファイアンクランツ半馬身遅れも上々の仕上がり
公開日:2025年9月11日 14:00 更新日:2025年9月11日 14:00
ダービー⑨着以来のファイアンクランツはモレイラを背にウッドで併せ馬。道中は2馬身追走から内に併せて、半馬身差に迫ったところがゴールだった。時計は6F82秒3―37秒0。ラストは軽く促した程度で1F11秒4だから、遅れも十分に動けている。秋初戦としては上々の仕上がりだ。
3連勝中の上がり馬サクラファレルはウッドの併せ馬で6F81秒7―37秒3、1F11秒8をマーク。馬なりのまま推進力のある走りで首差先着した。力強い動きで落ち着きもあり、勢いを保ったまま重賞に向かえそう。
エーオーキングは角馬場→障害コースでじっくり乗り込んだあと、ポリトラック単走で5F69秒7―40秒2。終始、リラックスした感じで折り合いも良く、馬なりのままフィニッシュした。一息入ったものの太め感のない体つきで、仕上がりは良好だ。
フィーリウスは1週前にウッドでチャレンジC出走のマイネルクリソーラなどとの3頭併せで5F68秒1―37秒9、1F11秒4とシャープな伸びを見せた。直前もウッドで6F85秒0―38秒1、1F11秒1。後ろから突かれる形で、ラストも仕掛けられると鋭く反応して半馬身先着。手塚久師も「2度目の重賞挑戦。春に青葉賞を使った頃と比べると、だいぶ体力がついてるね。当時の上位馬ともその時ほどの力差はないと思う」と好感触だ。
リギーロは再コンビの三浦を背にウッドで併せて、5F69秒8―39秒1、1F12秒1をマーク。先週の時点で目いっぱいに追われて負荷をかけているため、けさは感触を確かめる程度だった。動きが目立つタイプではないものの、力強い脚取りで連勝時の好気配を保っているとみていい。
2勝クラス勝ちから挑むヤマニンブークリエは1週前にしっかり負荷をかけたため、今週はCウッドで反応を確かめる程度だ。道中のリズムは良く、直線では楽に先行馬に並んで手応え優勢で併入の6F84秒1。見届けた松永幹師は「反応が良かったし、時計的にもちょうどいい。ノリさん(横山典騎手)も〝いいバランス〟と。いい状態で出せそうです」と。