【紫苑S】ジョスラン春からの成長をアピール

公開日:2025年9月3日 14:00 更新日:2025年9月3日 15:16

 カーネーションC快勝後は放牧でリフレッシュされたジョスランは8月22日に帰厩。「ノーザンファーム天栄で十分乗ってから戻ってきた」とは鹿戸師で、初時計だった1週前のウッド3頭併せは1F11秒4で古馬3勝クラスをアオっていた。直前もウッドでの併せ馬で6F82秒9―36秒7、1F11秒3。誘導馬を見ながら楽な手応えで直線に向くと、ラストはスムーズな加速で併入に持ち込み、好仕上がりをアピール。迫力のあるフットワークで春からの成長を感じさせる動きだった。

 エストゥペンダは新コンビの田辺を背にウッドで併せ馬。ビップレーヌ(1勝クラス)を追走する形で外に持ち出すと、大きなフットワークで相手を引き離した。文句なしの動きで、5F66秒3―37秒2、1F11秒5。鞍上は「グイグイでしたね」と切り出し、「ウッドだと燃えるらしいので、ケンカせずに。小回りでもやれそうですよ」と感触を掴んでいた。

 テリオスララは骨折からの復帰戦となった前走のSTV賞は道中狭いポジションに入って力を出せずじまい。走り切っていないのでダメージはなく、すぐ乗り込みを再開した。けさはウッドで僚馬を大きく追い掛けて直線では内へ。いっぱいに追われる相手を尻目に楽々半馬身先着の5F66秒0―36秒4、1F11秒4。ひとたたきでかなり反応が良化している。

 マイスターヴェルクはウッドで単走。内めを回ったとはいえ、5F64秒6―36秒1、1F11秒3と出色の時計をマーク。完歩も大きく迫力満点だった。課題であるテンションの高さもだいぶ収まってきており、体つきもシャープに見せている。能力を出せる状態と見ていい。

 栗東ではオークス⑤着のリンクスティップが坂路4F55秒1、ラスト2F25秒6―12秒2。馬なり調整で、目立つ時計ではないものの、前2週はCウッドの併走追いで負荷をかけており、順調に攻め込んでいたからこれでいいだろう。馬体はふっくらとパワーアップしており、態勢はできていると判断したい。

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