「阪神で走れるのはいい」（高柳瑞師）

　トウシンマカオは３、４歳時に京阪杯を連覇。５歳になってオーシャンＳとセントウルＳ、今年も京王杯スプリングＣを制して重賞５勝目を挙げた。スプリントＧⅠには５回挑戦して、昨秋のスプリンターズＳで②着。ビッグタイトル獲得を狙える位置にいるだけに、陣営も“今回こそ”の気持ちが強い。

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――今秋もセントウルＳから始動します。
高柳瑞調教師　次のことを考えてここがいいかなと。もともと右回りの方がスムーズだし、阪神で走れるのはいいですね。中２週で使うのも昨年の時点でクリア（オーシャンＳ→高松宮記念）してくれてるし、問題ないと思います。

――夏の過ごし方を教えてください。
高柳瑞師　吉澤ステーブルＷＥＳＴに放牧へ。８月１日に帰厩しました。前走より少し馬体は減ってるかもしれないけど、見た目に細い感じもなく順調ですよ。

――１週前は横山武を背にウッド６Ｆ８０秒６―３６秒５、１Ｆ１１秒３。併せ馬で追走して内に入り、３馬身先着という内容でした。
高柳瑞師　（北海道シリーズに参戦中の）ジョッキーに駆けつけてもらいました。相変わらずいい動きだったし、６歳でも衰えはなさそう。そのあたりを確認できて良かったです。

――見通しをお願いします。
高柳瑞師　もちろん目標はスプリンターズＳ。それでも早めに戻してしっかり乗り込んできたし、期待してます。本番では強敵（今年の高松宮記念を制したサトノレーヴ）も出てくるけど、ＧⅠの中では条件的にベスト。そこに向けていい走りができれば。