今週からの4週間は、中京、新潟で「競走時間帯の拡大」期間となる。別掲でお知らせしている通り、5~6Rが3時間ほどあく。
騎手からは「集中力が切れることはない」「一度、体を休ませられるいい時間」の声があった。確かにそうかもしれないが、記者サイドからすると悩みどころ。札幌競馬を楽しみつつの、読書タイムがベターか。ただし、「暇なら次週の特集でも書くか」とデスクから言われそうで少し怖くもある。
【中京6R・四日市特別】 特別1番手を6Rと書くのは不思議な感覚だが、発走はいつもの15時1分(時刻変更後)となる。ここは前走②着のヴェロクオーレに期待だ。
体質の弱さに背腰の緩さと完成度が低く、中央の未勝利戦を突破できなかったが、盛岡2連勝からのJRA再転入で馬が変わってきたのは④①②着の戦績が示す通り。
特に前走の阪神戦は内容があった。出遅れ、両サイドから寄られ、約2馬身のビハインドを挽回しての早め先頭。昇級初戦で勝ちパターンまで持っていけたからだ。負けても持ち時計を2秒近く縮めたから、中身の濃い連対でもあった。
「前走時よりもいいですよ。サンライズフレイム(東海S出走)と併せた先週が、手綱を押さえたまま、楽にラスト11秒8ですから。ここまで動くことはなかった」と金折助手。成長ありの復帰ならクラス2戦目で決めていい。
【中京10R・3歳上1勝クラス】 パサパサのダートが待つならショウナンサエッタが◎。中間は乗り込み量、動きと申し分なし。
1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。