【函館記念】アルナシーム結果出す

公開日:2025年6月24日 14:00 更新日:2025年6月24日 14:00

「栗東にいる時よりもリラックスしています」(五十嵐助手)

 日曜函館メインは伝統のハンデ重賞GⅢ函館記念が早くも行われる。

 今年の番組編成は大幅変更で、ステップレースとして位置づけられていた巴賞が5週目に。より難解さに拍車をかけている。

 ならば、陣営の“意欲度”から主役を探りたい。となると、早めから函館入りして、入念な調整を重ねているアルナシームに白羽の矢が立つ。

 栗東で5月下旬の坂路から時計を出し始めて、6月1日に坂路4F55秒3―40秒4、1F12秒4。4日はCウッドに下ろして5F65秒9―37秒1、11秒9としっかり負荷をかけて6月6日に函館へ入厩。無事に輸送はクリア、11日にはレースで騎乗予定の藤岡佑が早速またがって函館ウッド5F67秒9―39秒0。15日もウッド4F55秒5―12秒9。1週前には芝コースに入れて5F63秒9―36秒9、1F12秒2を軽快なフットワークで駆け抜けたかと思いきや、緩めることなく22日には豪雨の中、朝一番でウッド4F53秒8―38秒6、1F12秒2をマーク。順調な仕上がりをアピールしている。

「滞在効果で栗東にいる時よりもリラックスしていますよ。行き出したら止まらないところがあるんですが、函館ではいい時間を過ごせてメリハリの利いた調教ができています。数字以上に体も大きくなっていますよ」

 担当の五十嵐助手の口からは景気のいい言葉がポンポンと飛び出す。

「一昨年は3勝クラスを勝って挑戦する立場。今年は重賞2勝の実績を引っ提げて帰ってきました。あの頃とは全然違いますからね。ここははっきり取りに来ました」

 最後までトーンは上がるばかり。デビュー勝ちの地での重賞制覇を成し遂げる準備は万端整っている。

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