ホースマン直撃

【木津の土曜競馬コラム・中山グランドJ】

公開日:2025年4月18日 17:00 更新日:2025年4月19日 11:03

復活を期す

 23年の最優秀障害馬に輝いたマイネルグロン。 24年も初戦の阪神スプリングJを制して5連勝と、快進撃がどこまで続くのかと期待されましたが、続く中山グランドJでは⑥着敗戦。レース後に右前脚の深屈腱炎を発症していたことが判明、一転暗雲が垂れ込めました。

 ただし、復帰可能な程度…

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4月19日(土)中山競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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