【桜花賞】前走時と違って栗東入り ブラウンラチェット反撃態勢

公開日:2025年4月10日 14:00 更新日:2025年4月11日 11:11

 ブラウンラチェットに注目だ。

 昨秋はメンバー最速の上がりでデビュー戦を飾ると、アルテミスSに臨んだ。スタートを決めて道中は好位を追走。そのまま4角を回り、直線では内で少し待たされる場面があったものの、ゴーサインが出るとグイグイと伸びた。1馬身4分の1差をつけて初タイトルを獲得している。

 続いて、暮れの2歳女王決定戦、阪神JFへ。1番人気に推されたここだが、中団からの競馬で⑯着といいところがなかった。

 手塚久師は「結果的にアルテミスSのダメージが残っていたのかも。ケイコの動きももうひとつだったかな。間隔をあけて立て直しました」と話す。

 放牧から3月11日に帰厩。美浦の坂路、コースで5本の追い切りをこなすと前走時とは違い、28日に栗東入り。先週水曜にはCウッド84秒2―37秒9、1F11秒9で半馬身先着した。日曜にも坂路でサッと時計をマークして、今週水曜は坂路4F54秒5―12秒6を馬なりで駆け上がった。

「落ち着いていて、1週前もいい動きでした。やればもっと動いたんじゃないかな。千六は本質的に忙しいかもしれないけど、能力があるのは間違いないので、あらためて」

 前走で一気に12キロ減らした馬体も回復傾向にある。これなら暮れとは違った走りができていい。

 ひとつ上の兄はダート王、フォーエバーヤング。昨年は東京大賞典Vで締めくくると、今年もサウジCを制して、7つ目の重賞勝ちを収め、ドバイワールドC③着。果たして、妹は――。

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