【桜花賞】ブッツケの2歳女王か、TR組か、別路線組か
公開日:2025年4月7日 14:00 更新日:2025年4月7日 14:00
いよいよ3歳クラシックがスタート。開幕を飾るのは牝馬1冠目の桜花賞だ。今年は重賞2勝馬がおらず、混戦ムードが漂う。
現時点で桜の女王に最も近いのはアルマヴェローチェか。阪神ジュベナイルFを差し切り、最優秀2歳牝馬に輝いた。近年ならソダシ(21年)、リバティアイランド(23年)が直行で勝利を挙げている。
エンブロイダリーはクイーンCで重賞初制覇を飾った。2番手から鮮やかに抜け出し、1分32秒2のレースレコード。栗東滞在で態勢を整えており、“雷神”モレイラ騎乗で戴冠を目指す。
エリカエクスプレスも侮れない。昨秋にデビュー勝ちを収め、続くフェアリーSも②着に3馬身差をつける完勝だった。最少キャリアタイとなる3戦目での桜花賞制覇となるか。アネモネS勝ちの僚馬トワイライトシティにも同様の記録がかかっている。
一方、トライアル組はチューリップ賞で低人気を覆したクリノメイ。2ケタ着順に沈んだ暮れのGⅠから見事に這い上がってきた。また、ショウナンザナドゥもフィリーズレビューで能力の高さを証明。GⅠ取りに名乗りを上げた。
他にもアルテミスS馬ブラウンラチェット、阪神JF②着ビップデイジー、重賞ウイナーのダンツエランやランフォーヴァウ……。
いずれにしても、2歳女王を中心とした戦いになりそうだ。