ホースマン直撃

【木津の日曜競馬コラム・愛知杯】

公開日:2025年3月22日 17:00 更新日:2025年3月22日 17:00

ゲート対策をして今回は臨む

 レースには、いわゆる“参考外”と関係者が口にするケースがあります。

 愛知杯に出走するセントメモリーズの前走・シルクロードSがまさしくそれ。当時、本命に推して枠も3枠5番と絶好。期待十分に見ていましたが、発走直前にゲートから飛び出して外へ。馬体検査の結果は異常なしでしたが、外…

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3月23日(日)中京競馬場

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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