【チューリップ賞】ナムラクララ重賞も突破
公開日:2025年2月25日 14:00 更新日:2025年2月25日 14:00
良血馬が上昇ムード
ナムラクララが勢いに乗って初タイトル獲得を目指す。
3つ上の姉は重賞5勝を挙げて、GⅠで銀メダル2つ、銅メダル3つ、“今年こそ金”のナムラクレア。期待の良血馬は昨秋にデビュー戦を4分の3馬身差で飾った。続く1勝クラスではりんどう賞が0秒2差④着、つわぶき賞が首差②着と差を詰めて、今年初戦にはリステッド競走の紅梅Sに出走した。
先行策だったそれまでの3戦とは違い、中団を追走。直線では外に持ち出して、鞍上のアクションに応え、力強い伸びを見せた。残り1Fを過ぎて前を抜き去ると、さらにグンと伸びて1馬身4分の3差でゴールイン。さらに③着も1馬身4分の3差の完封劇だ。
長谷川師は「道中をリラックスして走っていた分、最後で脚を使ってくれました。勝てたことでローテーションを組んでいくことができたし、大きな1勝でしたね」と振り返る。
その後は短期放牧を挟んでここへ。戻った後はすこぶる順調に乗り込まれて、先々週水曜には坂路4F53秒0―12秒3をマーク。先週水曜は4F52秒1―12秒6でびっしりと追われて、併走相手を突き放した。
「まだまだ良くなる馬ですが、現状でもフィジカル面は問題ありません。今回はマイルをこなせるかが課題になるけど、そこを考えながら調整もしています。距離をしっかりとクリアして権利を取って、大舞台に向かってほしい」
姉の3歳春クラシックはフィリーズレビュー②着、桜花賞③着だった。妹はどんな走りを見せるせるだろうか。興味は尽きない。