【京都記念】ヨーホーレイクいよいよ大舞台が見えた 理想のステップから今年こそは―
公開日:2025年2月17日 14:00 更新日:2025年2月17日 14:00
京都で行われた伝統の古馬GⅡ京都記念は単勝1・8倍の断然人気に推されていたチェルヴィニアが⑨着に敗れる波乱。勝ったのはヨーホーレイクで、今年初戦を好発進で決めた。
これが自身にとっては重賞3勝目。ようやく、GⅠの大舞台が視野に入ってきたと言えよう。
振り返れば4歳時初戦だった日経新春杯で重賞ウイナーの仲間入り。その勢いで当時は大阪杯を目指したが、体調が整わずに回避。さらにその後は屈腱炎で長期休養することになった。
そして復帰がズレ込んだ昨年3月金鯱賞③着で復帰を果たしたものの、間隔が詰まるうえに、収得賞金も出走枠に入らずに大阪杯は登録せず。秋は毎日王冠⑦着後はJC出走プランも、今度は骨瘤があって回避……。
「GⅠを取らせたい」
管理する友道師もその素質を高く評価していたが、なかなか出走さえできなかった。
それが今シーズン初戦で3つ目のタイトル奪取で賞金をさらに加算。それも2冠牝馬チェルヴィニアに、昨年の覇者プラダリア、さらに一昨年の皐月賞馬ソールオリエンスなどを負かしてだから大したものだ。
しかも今回はプラス20キロの534キロとデビュー以来、最高馬体重。カタール遠征中の指揮官も、「半分は成長分で半分は余裕」だ。そう、7歳でも長期休養があって馬が若く、まだ成長しつつ、なおかつ、本番へ余裕を持たせた仕上げ。これぞ、理想的なステップになったのではないか。
無事なら次のターゲットはこれまでゲートインできなかった大阪杯が濃厚。大舞台での走りが楽しみになった。
一方、チェルヴィニアは気になる敗戦も「馬場が良くなかったし、ペースが遅かった」はルメール。さらに「もっとシェイプアップできる体でした」とも。ひとまず、現時点ではドバイシーマクラシックの招待は受諾済み。次での変わり身に期待といったところか。