これはさすがに、いかがなものか。
土曜京都メインのアルデバランSの出走馬決定順が発表された際、登録馬の中で唯一のJRA重賞勝ち馬であるヤマニンウルスが、補欠の1番手(登録馬22頭の17番目)で、最終的に除外の憂き目にあった。
昨年からリステッド競走を除くオープンの出走馬の決定順が変更され、最優先はオープン馬のうち、8節以内の前走③着以内馬、次いでオープン馬のうち、出走間隔の長い馬となっている。
つまり、賞金よりもレース間隔の方が重要視されているのだ。
このアルデバランSがリステッド競走だったら決定順は異なるし、ハンデ戦だったらヤマニンウルスは最上位になろう。
確かにレース間隔があいた馬を使いやすくすることは大事。だが、本来は重賞ウイナーが最優先であるべきだと思う。
【東京11R・早春S】 一方、こちら東京は珍しく3勝クラスがメイン。◎はタイセイフェリークでいく。
前5走が③②①②③着の安定株。中でも評価したいのはここ2走、東京での②③着だ。
昇仙峡Sは8頭立ての超スローで、後半5Fは57秒7の瞬発力勝負。上がり32秒8の脚を使ったワイドエンペラーには競り負けたが、それでも首差の勝負をしている。
前走のアルゼンチン共和国杯は真逆で後半5F60秒0、上がり36秒1の消耗戦。しかも、格上挑戦で首、頭差だ。
この2戦の結果から、東京なら展開不問。軸として信頼したい。
月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。