【中山11R・カーバンクルS】 本命はカンティーユ。
門別でデビューしたのは3歳6月と遅く、その後は大井、船橋を経て、22年10月の勝浦特別(2勝クラス)がJRAの初戦。ここでいきなり③着すると、2、3勝クラスを連勝した。この間、わずか2カ月ほどだった。
その後は長い休養が3回あり、23年以降は5戦だけ。オープン特別で②②②③⑬着である。
安定感抜群だったこの馬が、前走で大きく崩れたのは直線競馬という特殊な条件だったからか。
2、3、4F目がすべて10秒台という激流ラップ。しかも、残り400メートルを過ぎたあたりで前にいた馬がヨレて、前をカットされる不利も。超短距離戦でこれは非常に痛いし、鞍上も最後は無理をしていない。
また、17頭中、牝馬が12頭という一戦で、57キロのトップハンデ。①②着馬は53キロの牝馬だったから、この結果は参考外とできる。
これまで芝千二のオープンでは最も着差の大きかった2走前のUHB賞でも0秒2で、常に接戦を演じている。
この中山でも23年のラピスラズリSで②着が。今回は適鞍に戻って巻き返すとみた。
【中山12R・4歳上1勝クラス】 ◎はトライデントスピア。
今週から復帰するルメールと田中博厩舎はとにかく好相性。これが京成杯で◎キングノジョーの理由のひとつでもある。
詳しい数字については土曜発行のコラムで。
月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。