ブレイディヴェーグの不安材料はやはり、間隔を詰めて使うこと。先週のエリザベス女王杯の時に当コラムでも書いたように、ロードカナロア産駒はレース間隔があいた方がいい傾向にある。
これまでJRAのGⅠにおいて中5週以上だった時が〈146345〉、③着内率・338。対して中4週以内だと〈24366〉、③着内率も・120でしかない。マイルCSに限れば過去に4頭が中4週以内で挑んで⑩⑯⑪⑨着とさっぱりだ。
ブレイディヴェーグは初の中4週に加えて、粒ぞろいの牡馬混合GⅠ。人気とてんびんにかけるとリスクが大きく、ここは押さえ△まで。
ソウルラッシュの初戴冠だ。
前走の富士S②着は残り1F過ぎでいったん先頭に立つかのところで、勝ち馬の末脚に屈したもの。休み明け、斤量1キロ差を考えれば負けて強しの内容だった。
もちろん、大目標はここ。1週前にCウッドで1F10秒8をたたき出せば、今週も坂路で1F11秒9をマーク。渾身の仕上げで悲願のGⅠタイトルを奪取する。
【東京11R・霜月S】 ロードエクレールの前2戦②③着は先手を奪い、自分の競馬に持ち込めたのが大きかった。今回は同型のサンライズジークやタイセイサムソンが目の上のタンコブになりそう。△評価にとどめる。
◎ロードフォンスは5カ月ぶりの前走が強かった。中団追走から直線で外に持ち出して一気に差し切り。良馬場で勝ち時計1分22秒7は今年の東京千四で3番目に速く、2週後のオープン特別を0秒7も上回っている。
昇級戦になるが、前走から斤量1キロ減なら勝負になっていい。
入社13年目で普段は編集業務に携わりながら、時に外国馬取材のため競馬場へ通うことも。
競馬との出合いは小学3~4年生のころ、家族と中山競馬場に行ったのが運の尽き(?)。見事にドはまりして現在に至る。週末特別版にてコラム「人気馬を斬る」、関東ローカルでは本紙を担当しています。
記憶に残るレースは2008年の天皇賞・秋と10年のスプリンターズS。前者はウオッカ、ダイワスカーレットによる2センチ差の名勝負を現地で観戦できて今でもいい思い出に。一方、後者は水~金曜まで取材してきた香港馬ウルトラファンタジーに本命を打たず勝たれた悔しさから。
競馬以外では熱狂的な氷室京介ファン。この原稿も自宅でヒムロックを聴きながら書いているくらい、いまだに卒業できません。「ANGEL」や「KISS ME」、バラードなら……あ、スペースがなくなった。