BC、メルボルンCが終われば恒例の外国人ジョッキー大量来日
公開日:2024年11月7日 14:00 更新日:2024年11月8日 11:05
先週、アメリカにおけるブリーダーズカップデー、そして5日のオーストラリアのメルボルンCが終わると、欧州のジョッキーは基本、シーズンオフに。となれば、日本に短期免許の外国人ジョッキーがドッと増えるのはもはや、恒例行事となっている。
すでに短期免許で騎乗しているドイツのシュタルケ、先週はBC遠征で不在だったが、今週から再び日本に戻るC・デムーロに加え、新たにおなじみのムーア、マーカンド、H・ドイルが参戦する。
ムーアは昨年も同じくエリザベス女王杯ウイークから日本へ。だが、2週目の日曜に落馬し、治療のために短期免許の取り消しを申請。乗り替わりとなったマイルCSのナミュールが故・藤岡康太騎手で直線一気を決めたのは、まだ記憶に新しい。
となれば、今年は期するところがあるか。エ女王杯ではサリエラとのコンビ。さらにマイルCSでは今夏のクイーンアンS、ジャックルマロワ賞、秋のクイーンエリザベスⅡ世Sに勝利し、現在の欧州最強マイラーであるチャリンに騎乗する。
さらにはジャパンCではあのディープインパクト最後の傑作であるオーギュストロダンのラストランが。またまたひと暴れ、ふた暴れがあるか。
10年のエ女王杯をスノーフェアリーでモノにしてから、ここまでJRAのGⅠを9勝。10勝の大台にリーチがかかっている。
マーカンドは22年に日本で初騎乗。これで3年連続の来日となる。
22年は9週間の騎乗で16勝。23年は8週間で20勝を挙げた。
まだ日本での重賞勝ちはないものの、26歳ながらすでに地元・英国では1000勝を達成しているジョッキー。今年は重賞勝ちどころか、もっと大きいところに手が届くか。エ女王杯ではシンティレーションとコンビを組む。
マーカンドと夫婦揃っての来日となるのがH・ドイル。22年は2勝しか挙げられなかったが、23年は福島、中京などのいわゆる第3場を拠点にして12勝をマークした。
今週も土日ともに福島へ。日曜の福島2歳S=レイピアは勝ち負け必至のレベルだ。
暮れに向けて国際色が豊かになり、競馬がより面白くなるのは必至である。