【京都大賞典】宝塚記念馬ブローザホーンは陣営も順調をアピール

公開日:2024年10月2日 14:00 更新日:2024年10月2日 14:00

 宝塚記念を制覇したブローザホーンは放牧でケアされて9月5日に帰ってきた。前3週はCウッドでしっかり乗り込まれており、態勢づくりは順調だ。今週は坂路で4F56秒3、ラスト2F26秒9―13秒4。馬なりで時計は平凡だが、脚取り自体は軽快そのもの。先週土曜にしっかり負荷をかけて攻め込んでおり、馬体も仕上がっている。吉岡調教師は「帰ってきた時からフレッシュ。春と違い、カイバ食いはよくなりました。(夏の)暑さにも馬が対応し、帰厩後も朝晩が涼しく、影響はなかったですね。先週末にコースで3頭併せて、ゴール板では遅れましたが1~2角で追いつき、抜かしていく感じ。先週で8割方仕上がったので、けさはジョッキーに乗ってもらい感触を確かめました。春と変わらない感じです。体調、メンタルも問題ないです」と順調さをアピールしていた。

 プラダリアは坂路4F54秒4、ラスト2F25秒7―12秒7。もう少し力強さが出れば理想的で、このひと追いでの良化待ちか。池添学師は「坂路でしまい重点。時計は出ていないですが、脚は上がってなかったですし、息遣いもだいぶ良くなってますね。昨年と比べると物足りなさはありますが、少しずつ良化しています。何とか地力で」と。

 3勝クラスを勝ってオープン入りしたドクタードリトルの勢いは攻め馬にも。今週は坂路で4F53秒7。全体時計は並でも、ラスト1Fは鞍上が仕掛けると、反応速度も◎で11秒9をマークした。中間は同様に坂路で1F12秒0、11秒9と連発しており、好気配を存分にアピールしている。非常にデキの良さが目立つ。

 ジューンアヲニヨシは坂路4F53秒2、ラスト2F24秒5―12秒1。前回の新潟記念⑨着をひとたたきして動き自体は活発さを増してきた印象。上積みは見込んでいい。

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