【スプリンターズS】ドゥラメンテ産駒としても価値ある勝利

公開日:2024年9月30日 14:00 更新日:2024年10月4日 11:08

 勝ったルガルはドゥラメンテ産駒。同産駒はこれがスプリンターズS初制覇で、スプリントGⅠも初勝利となった。

 それにしても驚かされるのがドゥラメンテの種牡馬としてのポテンシャルの高さだ。

 初年度産駒からGⅠ3勝のタイトルホルダー、3世代目には3冠牝馬のリバティアイランドを輩出するなど、ここまでGⅠウイナーは6頭。ルガルで7頭目となった。ドゥラメンテは21年にこの世を去っており、わずか4世代しか残せなかった中での活躍だから早逝が惜しまれる。

 距離レンジも菊花賞、天皇賞・春の長距離からマイル、さらに今回のスプリント戦とまさにオールラウンダーな活躍ぶりで、ルガルで言うならドゥラメンテが短距離路線での後継馬を出したということでも非常に価値のある一戦だろう。

 しかも父系にキングマンボ、サンデーサイレンス、トニービン、母系にはガリレオ、ストームキャットと大物の血が入っており、スケールの大きな配合。

 これからの競走生活はもちろん、その先まで期待が高まる勝利でもあった。

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