春GⅠでトレンドだった「勝利ジョッキーがすべて違う」はいつまで続く!?

公開日:2024年9月26日 14:00 更新日:2024年9月26日 14:00

 今週から秋のGⅠシリーズがスタート。JRAでは次週、毎日王冠、京都大賞典のGⅡ2鞍がメインでGⅠは組まれていないが、日曜の晩にはフランスの凱旋門賞が。また、次の中休みであるアルゼンチン共和国杯、みやこSの週は振り替え休日である翌4日に佐賀、門別競馬場で地方競馬の祭典〝JBC〟競走が4鞍。このまま暮れまでずっとGⅠシリーズが続いていく。

 さて、今春、GⅠでこんなことが話題になったことを覚えているだろうか。それは「2勝した騎手がいない」。

 念のため、今年のGⅠ勝ち馬とジョッキーを振り返っておこう。

 フェブラリーS=ペプチドナイル(藤岡佑)、高松宮記念=マッドクール(坂井)、大阪杯=ベラジオオペラ(横山和)、桜花賞=ステレンボッシュ(モレイラ)、皐月賞=ジャスティンミラノ(戸崎)、天皇賞・春=テーオーロイヤル(菱田)、NHKマイルC=ジャンタルマンタル(川田)、ヴィクトリアマイル=テンハッピーローズ(津村)、オークス=チェルヴィニア(ルメール)、ダービー=ダノンデサイル(横山典)、安田記念=ロマンチックウォリアー(マクドナルド)、宝塚記念=ブローザホーン(菅原明)だ。

 特に後半の菱田、津村、マクドナルド、菅原明は初のGⅠ勝ち。マクドナルドはこれが日本での初勝利だった。

 また、地方競馬のJpnⅠでも同じことが起きている。

 ここまでは川崎記念=ライトウォーリア(吉原寛)、羽田盃=アマンテビアンコ(川田)、かしわ記念=シャマル(川須)、東京ダービー=ラムジェット(三浦)、さきたま杯=レモンポップ(坂井)、帝王賞=キングズソード(藤岡佑)。地方と合わせても2勝しているのが川田、坂井、藤岡佑の3人だけとなっている。

 昨年はオークス=リバティアイランドで川田が桜花賞との牝馬2冠を達成。22年は福永(現調教師)がフェブラリーS=カフェファラオ、皐月賞=ジオグリフで勝利。21年は上半期GⅠだけで、ルメールが4勝、川田が3勝とこの2人に勝利が集中していた。

 このように上半期のGⅠですべて勝利ジョッキーが違うのはグレード制導入以降、初めてのこと。

 となれば、今回も今年まだ勝っていないジョッキーがお立ち台に上がるのか。候補としてはサトノレーヴのレーンが最有力。次いでナムラクレアの横山武、オオバンブルマイの武豊か。ウインマーベルの松山、エイシンスポッターのシュタルケあたりも候補と言えそうだが、果たして。

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