1カ月休んでも拠点を移してもその座は不動 ルメール夏競馬で断トツの49勝
公開日:2024年9月2日 14:00 更新日:2024年9月6日 10:42
夏の新潟リーディングを獲得したのは今年、初めて新潟を拠点としたルメール。その内容はさすがの一言だった。
日曜2Rのヴァルキリーバースの勝利で2、3回新潟で19勝目を挙げて2位以下に抜かれることがなくなったため、その時点で早々とリーディング確定。最終的に2位戸崎に6勝差の21勝と圧倒的な強さを見せつけて、自身初の夏の新潟リーディングとなった。
振り返れば“夏競馬”は独壇場だった。
2歳戦が開幕した6月1日以降でみても49勝は断トツ。しかも、宝塚記念の翌週から1カ月間の夏休みを取ってのものだ。
だが、ひと休みのハンディどころか、リフレッシュ効果か、勝ちに勝ちまくり。2回新潟の開幕週に復帰すると、土曜1Rでいきなり勝利を挙げ、その日は3勝。極め付きは8月17日、8戦騎乗で7勝と手が付けられない状態に――。
15年に日本に移籍して以降は夏は札幌が主戦場となっていたが、拠点を移しても手綱さばきは微塵も揺るがなかった。
ちなみに、ダービーウイーク終了時点では62勝でリーディング2位だったが、夏競馬が終了して111勝は2位川田に10勝差でトップだ。
夏休みも拠点変更も全く関係なし。まさに“ルメールの夏”だった。