【英GⅠインターナショナルS】想像の上をいくシティオブトロイの勝ちっぷり
公開日:2024年8月22日 14:00 更新日:2024年8月22日 14:00
ドゥレッツァは⑤着
昨年の菊花賞馬ドゥレッツァが出走したため、海外馬券発売が行われた英GⅠインターナショナルS。勝ったのは1番人気で今年の英ダービー馬シティオブトロイだが、その勝ち方は想像の上をいくものだった。
陣営はハンスアンデルセンというペースメーカー役を用意していたが、シティオブトロイはトップスタートを切り、馬群を引き連れてハナに立った。しかも、そのまま押し切って時計は二千五十メートル2分4秒32。09年にシーザスターズ(同年の凱旋門賞馬)がマークしたレコードを1秒近く短縮した。②着のカランダガンもよく追い込んだが、最後にもうひと伸びしてGⅠ3連勝となった。
気になるシティオブトロイの今後だが、噂されるのが米GⅠのBCクラシック出走。父が米3冠馬のジャスティファイとあって、「ダートでもやれる」と見られている。
もし、遠征が実現すれば、日本馬にとって現地の馬以上に強力な相手が出現したことになる。
日本馬ドゥレッツァは手応え良く進んだが、最後は伸び負けして⑤着。①~③着ゴーストライターまでは3歳馬で57・5キロ、ドゥレッツァは61キロ。初めての酷量、3歳との斤量差も結果に影響したかもしれない。