【宝塚記念1週前】初タイトルを狙う7歳ディープボンド、5歳プラダリアが活発な動き
公開日:2024年6月13日 11:00 更新日:2024年6月13日 13:20
「天皇賞と遜色ない」(幸)、「馬が完成してきた」(池添学師)
きのうに続き、宝塚記念組の1週前追い切りが行われた。
栗東Cウッドでは、5時30分の開門直後のCウッドに姿を現したのは2頭。
7歳のベテラン・ディープボンドは前走の天皇賞・春で初コンビとなった幸が手綱を取った。前を行くチュウワノキセキを1秒強追い掛ける形から、直線で内へと潜り込んでの併せ馬。ラストは目いっぱいに追われて1馬身抜け出した。全体は前走時を1秒近く上回る6F79秒2で、3F36秒6─11秒6をマーク。力強さが目を引いた。
「1週前なのでしっかりとやりました。しっかりと時計が出て、動きも良かった。前走と遜色ないですよ」は幸のジャッジだ。張り十分で黒光りする馬体はいい汗をかいていた。まだまだ若さを感じる。
大阪杯⑥着のプラダリアは5月24日にリフレッシュ放牧から帰厩。中間は順調に4本の追い切りを消化してきた。
けさは松山を背にCウッドで併せ馬を敢行。ゆったりとしたペースでもピタリと折り合いがつき、しまいは鋭い伸びを見せて6F85秒0─38秒0、1F11秒3をマークした。馬体には張りがあり、毛ヅヤもピカピカ。状態の良さがはっきりと伝わる好調教だった。
「しまいまでしっかり動けて、いい走りでした。今年に入っていよいよ馬が完成してきた印象ですね。この1本でスイッチが入って、さらに上向いてくるでしょう。いい状態で迎えると思います」(池添学師)