【宝塚記念1週前】ドウデュース楽々と1F10秒8
公開日:2024年6月12日 14:00 更新日:2024年6月12日 14:00
素晴らしい推進力で休み明けの不安は皆無
ノーザンファームしがらきから栗東へ戻ったのは先月17日。以降は友道厩舎らしく、実に丹念に乗り込んで態勢をつくっている。
1週前となる今週は武豊を背にしてCウッドの3頭併せ。道中は掛かるようなことは一切なく、鞍上鞍下の呼吸はさすが名コンビだ。リズム良く運んで、直線入り口ではインから無理なく合流。そして追い出されると自らハミを取り、重心をグッと沈めてこの馬らしい素晴らしい推進力で、ラスト1F10秒8をマーク。大きなフットワークも目立った。
これでもまだ余力ありで、最後にステッキが入っていればさらに時計が詰まっていたかと思う脚色の良さ。馬体のつくりも好調時のもので、ドバイ遠征のダメージも全くなく、有馬記念に続くグランプリ制覇へ向けて、視界良好だ。
○…追い切りに騎乗した武豊は「相変わらずいい動き。言うことないですね。道中は気分良さそうに走っていたし、折り合い面も気にならない。直線の反応も良かったですよ。何も心配するところがない」と満足げな表情。さらに「京都は初めてだけど、この馬には向いてるかも。阪神よりは合ってると思う。ここを勝てば4大(競馬)場のGⅠ全制覇ですからね。いいメンバーが揃いましたが、ファン投票1位にこたえたい」とグランプリ制覇に意欲を燃やしていた。