【宝塚記念1週前】調教マル得チェック②
公開日:2024年6月12日 14:00 更新日:2024年6月12日 15:00
ベラジオオペラこのひと追いでさらに上昇
ベラジオオペラ A
大阪杯でGⅠ初制覇を成し遂げた後は放牧へ。5月25日に帰厩した。30日には早速、Cウッドで6F86秒3、1F12秒2を単走で計時。そして先週5日に続いて今週も上村厩舎らしく3頭併せで追い切った。直線まで待ってインから並びかけるとラスト1Fをいっぱいに追って10秒8の強烈な伸び脚。僚馬を一瞬で置き去りにしてみせた。全体時計は6F81秒5―36秒3。昨シーズンはスロースターターの印象で調教ピッチが上がるのに手間取っていた印象があったが、今回は帰厩時からピリッとした雰囲気を醸し出している。馬体のシルエットも良く、このひと追いでさらに上昇してきそうだ。
ジャスティンパレスB
放牧から帰ってここまでコースで2本。週末には坂路でも時計を出しつつ、順調に来ている。今週はルメールが手綱を取ってCウッドで6F80秒3―36秒9、1F11秒7。直線でルメールが気合をつけた時のギアの上がり方が少し鈍い印象が残った。ただし、それも1週前としては許容範囲か。鞍上は「いつも通り、調教では元気がいいです。フットワークは柔らかく、息の入りも普通にいいですね。もう1本やれるのでベストコンディションで行けると思います」と調整過程には自信あり。
ヒートオンビート B
目黒記念⑦着は馬群でやや脚を余した感のあるレース。その分、疲労度もなかったか、翌週には早速、Cウッド入りして調教を再開していた。今週は3歳馬に後れをとったが、道中で大きく追走してのもの。時計的にも6F80秒4―36秒6、1F11秒6なら問題ないだろう。至極、順調といったところだ。
ブローザホーン B
天皇賞春②着後は放牧でリフレッシュして帰厩は先月28日。その2日後には坂路で時計を出し始めて前2週は土曜にCウッドでしっかりと時計を出している。ここまで順調そのものだからだろう、今週の坂路は無理することなく、4F55秒6、ラスト2F26秒3―13秒1。併入どまりも時計以上に軽快で、まだまだ余裕十分の馬なりフィニッシュだった。馬体の張りも良く、高いレベルのデキを維持できている印象だ。吉岡師は「先々週、先週の週末に馬場に入れて動いてくれました。けさは坂路で併せ馬。前走と同じような感じできていますし、順調です。来週は菅原君(菅原明騎手)の予定。折り合えば、いい脚を使えますし、距離は心配していません」と。