【函館スプリントS】ウイングレイテスト千二で覚醒だ
公開日:2024年6月6日 14:00 更新日:2024年6月6日 14:00
1週前は1F10秒7の猛時計
スプリント路線へ矛先を変えてきたウイングレイテストに注目だ。
7歳にして初のスプリント戦。これについて畠山師はこう話す。
「千六だと少し長いし、千四ぐらいでもスピードが勝ち過ぎてどうしても3コーナーぐらいから逃げ馬に並びかかって直線では先頭に。それで最後は差し馬の目標になるような感じなんでね。千二なら道中2、3番手で運んで最後に抜け出す理想的な形ができるんじゃないかと考えて」
まだまだ衰えないスピードを生かすための路線変更とのこと。
気になるコンディションも、担当の木場迫助手は「心配いりませんよ」ときっぱり。
そして、こう続けた。
「京王杯スプリングCを使うプランもあったんですが、より状態を高めたいのでここまでじっくりとやってきました。おかげで遠征の疲れはありませんし、何より気持ちがフレッシュなのがいい」
その言葉を裏付けるように、美浦での1週前追い切りはウッド3頭併せで6F80秒3―36秒5。ラスト1Fは10秒7の猛時計で最先着と、豪快な動きを披露している。
もう仕上がっているとの判断で函館に移動後は微調整。水曜の追い切りもしまい重点でウッド4F57秒7―42秒0、1F12秒6。数字は平凡でも四肢の可動域が広く、パワフルで動きは好調時のもの。サマースプリントチャンピオンを目指し、まずは好発進を決める。