ルメール24年の重賞初Vはいつになる!?
公開日:2024年3月14日 14:00 更新日:2024年3月14日 14:07
1番人気で3連敗
先週までに39勝を挙げてトップのルメール。すでに2位坂井に10勝もの差をつけ、トップを独走している。
同じく金鯱賞、フィリーズレビュー終了時点で比べてみると、22年は30勝、昨年は34勝だったから、ここ2年よりは多い。
だが、気になる点もいくつかある。
まずは十八番である固め打ちがない点。1日、5勝、あるいは6勝したことも何度もあるルメール。19年8月4日の札幌では8勝したほどだ。
だが、今年は3勝が最多。もちろん、1日に複数、しかも3勝すれば大したものだが、ルメールとすれば物足りない感じもある。
そしてもう一点はメインに弱い点。しかも、まだ重賞勝ちがない。
メインの11Rを制したのは1月13日、中山のニューイヤーSをパラレルヴィジョンのみ。〈1539〉で勝率・056である。
また、重賞では〈0428〉。1番人気に7回騎乗しているのに、まだ勝ち鞍がない。
2週前は弥生賞ディープインパクト記念のトロヴァトーレで⑥着、先週は中山牝馬Sをフィアスプライドで⑨着、金鯱賞のドゥレッツァも②着止まり。鞍上込みで人気になるのは仕方がないが、これだけ1番人気を背負いながら連敗が続くと、気になってくる。
20年は金鯱賞=サートゥルナーリアが年間5勝目。昨年もすでにこの時季には3勝していたからだ。
同じように重賞になかなか手が届かなかったのは22年。3月終了時点でも〈04010〉で、初重賞Vはオークス=スターズオンアースだった。
しかし……。この年は海外で大爆発。2月26日のサウジアラビアでネオムターフC=オーソリティ、1351ターフスプリント=ソングライン、レッドシーターフH=ステイフーリッシュ、リヤドダートスプリント=ダンシングプリンスで4勝していたのだ。
今年はサウジでも不発に終わったルメール。初タイトルはいつになるのだろうか。
今週は土日とも中山で騎乗。土曜のフラワーCはデビュー戦でレコードVのカンティアーモとコンビを組む。2戦目のデイリー杯2歳Sは⑥着だったが、地力はこのメンバーでは一枚上か。
日曜のスプリングSは新馬→ひいらぎ賞を連勝のシックスペンスと再コンビ。勝てば一躍、クラシックの有力候補に浮上する。
また、次週の高松宮記念ではトウシンマカオと初コンビ。こちらも1番人気が予想されるが、果たして。