田中翔大 必翔馬券

【田中の日曜競馬コラム・京成杯】

公開日:2024年1月13日 17:00 更新日:2024年1月13日 17:00

【中山11R・京成杯】 マイネルフランツで勝負する。

 ポテンシャルを示したのが未勝利戦だ。

 スタートから3角まで力み通しだったにもかかわらず、ラスト2Fで抜け出して押し切り。2Fを11秒3―11秒4でまとめ、上がり3Fはメンバー2位となる34秒1。粗削りながらも、能力の高さは十分に伝わるパフォーマンスだった。

 進境を見せたのが前走の葉牡丹賞②着で、道中の力みはなく、折り合いもスムーズ。わずか2カ月で精神面での成長が見て取れた。

 勝ち馬には0秒3差と水をあけられたが、勝ったトロヴァトーレは1枠1番から終始、ロスなくインを立ち回ったのに対し、同馬は9番枠から馬群の外、外を追走。圧倒的にイン有利の開幕週だけに、枠順と進路取りの差がモロに着順へ反映された格好だ。

 決着時計の2分0秒4は昨年の中山二千メートルで行われた2歳戦ではホープフルSに次いで2番目。上記のようなロスの多い立ち回りをしながらも、高速決着を0秒3差②着だから、負けて強しと言っていい。

 極端なトラックバイアスが見られない中山なら、前走のようなことは考えられない。折り合い面の心配が消えた今なら、重賞でもやれていい。

【京都11R・日経新春杯】 力を要す京都なら◎ヒンドゥタイムズに出番あり。重馬場2勝のパワータイプだけに、狙って面白い。

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1月14日(日)中山競馬場

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田中翔大

田中翔大

“期待値が最も高いのはワイドだ”という持論のもと、人気サイドと中穴を絡めたワイド一点勝負を得意とするレース部の最年少。22年春から栗東で取材に励んでいる。一点勝負で磨いた感性と、変幻自在の組み合わせで一獲千金を狙う。

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